シンゴジラ雑感
シンゴジラ、感情的にはムリという感情しかない。
大変面白かったけど、大変ツラい。
基本的には盛大に日本とゴジラを皮肉りまくった与太話なんだけど、とにかく救われねえな、ってところで。
ラストの尻尾に関しては、あれはゴジラの幼体だと思うが、あれができてきているということは、ゴジラ、体内活動は復帰しているのでは....?
そうなると10年とかそこらの話をしているのが阿呆らしくなってきますなあ。
キャッチコピーに偽りなしでしたが、とにかくか会議が面白すぎて困った。ツラいので会議だけ見たいな。
最初の方は皮肉ともとれる会議の冗長さをテンポのよさでバサバサっとやるのがおもしろおかしい感じだったけど、後半はもうそれじゃないと見てられないんだよな。そこが余計に面白い。前半においては、会議ばかりで結局客観視するとなにもできてない。実際は避難誘導とヘリ飛ばしたくらいなんだが、後半はバシバシ決まっていったぞ。
てか今回のゴジラ、今までの知ってるゴジラというより概念的なゴジラっぽい。想像上存在しうる最悪の存在としてのゴジラっていう感じです。今までは、英雄をたてたり人類の希望としてのオーバーテクノロジーによる撃退、封印、殺害などあったけど、こっちに変なリアリティがあるからそれがムリなんだよな。偽りの平和エンドだった。
その変なリアリティみたいなところが怖すぎて泣いたもん。今年21になるんだが。
自分の住んでるところが破壊されたので、後に続く恐怖を味わう必要がないのが私にとっては救いでした。映画館から出たとき、私自身がゴジラの歩みでしたがな。家に逃げ帰った。
変なリアリティっていうのは、会議とか表明とかああいうところで、「僕らの思う日本」という国みたいなところが表現されていたところです。内実はともかく、イメージはこれですよね。なので錯覚しやすく没入しやすい。だから変に現実とリンクさせてる人もいますけど、これは与太話ですよ。そう思うと、みんながイメージして形成された概念としての日本vs概念としてのゴジラというスーパー概念大戦でもある。与太話だ。
音響のタイミングが憎らしくてしょうがなかった。こんなのゴジラじゃ....って思ったところで、ゴジラ、ゴジラ、ゴジラがやってくる、だもんな。初代ゴジラを予習しておいてよかった。初代ゴジラは英雄(存在しない)vsゴジラ(存在しない)でもあった。
後はとにかく庵野監督、この特撮オタクめ!みたいなところがあったな。
石原さとみについては別にこれでいいのでは?変なリアリティがある、っていうのは、虚構と現実の曖昧さのバランスが極致というところであって、全部がリアリティあるということではないのだが、石原さとみについてはそのバランスみあったな。まあ、顔は外国人ぽくはないが...。
字幕についても「日本的意訳」が効いててわーおという感じだ。ドイツ語も学んでおいてよかった(いまいちよくわからない)
ひとまず一回観た雑感ですけど、何回かみたい気がありますね。また思い出したらなんか書きたい。
追記1#2016/08/08#21;30
作戦内容について書いていなかった。あれは大変興奮した。だって列車車両爆弾だぜ?メカゴジラのときにエヴァみたいな東京の電力を~とかあったけど、アレと同じくらいオオオ!となってしまった。それに高層ビルでゴジラをぶったたくの、本当に天才だと思った。あそこはとんでもない迫力だったな。
ちなみに一回目のヘリのところは初代ゴジラと「日本」への皮肉だと思うのですが、いかがでしょうか。
追記2
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メイキングみたいなのは見ていて面白いですね。こちらも見るとよいと思います。あんなところがCG!?みたいな感じで
Re:0-------------- 18 雑感
前置きとしては、俺はこのアニメが好きです。*1
18話まで、見て、18話の感想を書きます。
18話も前回からの続きでしたね。あらすじとしては...
「初っ端からパックという愛する人の保護者、スバル側が勝手にせよ信頼していた相手に自分の罪を数えられてしまう。
そして自分の笑い声とベテルギウスの笑い声が重なり、パックの「怠惰だね、スバル」でセーブポイントまで戻る。
それからレムを逃避の相手に選び、カララギに一緒に逃げてくれるように頼むが、断られてしまう。説得され、目が覚めたたスバルはすべてうまくいく解決の道を探すことになる。」
みたいな感じでしたね。
原作者様twitter、公式、声優さんtwitterなどを見ていると、やっぱりこの話が一番伝えたい回だったようで、確かに様々な面でとても力の入っっていた回でした。やや、力が入りすぎて、後半の演出がやや過多だったかな、と思うくらいでしたが....。ちょっと光りすぎなんとちゃう?なんかフケ降ってくるし。
でも個人的にはここまでで一番心を抉られた回でした。twitterでいろんな感想が流れてくるので、割とダブってんな~って感じですが、一応書いてみます。
俺はそもそもアウトプットが苦手なので、順を追って、一つ一つ見て感想を書いていくことにします。うまくまとまってはいませんが、許してくださいね。あ、ちなみに原作未読でアニメのみです。*2
罪を数えられた、というのは三つで良かったな、ともまだ思います。これはある意味結論だけなんですよね。そこまでに数え切れないほどの失敗があって、でもこれは言ってくれない。だから、これはやさしさでもあったんですよ。
いままでもアナスタシアさんとかユリウスくんとかがいろいろ教えてくれたりするのもやさしさなんだよね。示唆程度なんだけど。でもそれって、スバルはわからない。今までも言ってくれなきゃわからない、とぼやくシーンがあったし。
強い先入観があると、中々人の言葉は届かないし、些細なことにも気づかないわけです。強い先入観というのは、成功体験です。成功体験は麻薬なわけです。*3失敗体験には目が向かない。そうすると、逆に成功から遠のいてしまうわけですね。成功は成功を呼ばない。
少なくともスバル君はそうでした。3章のループは全部、成功体験に囚われた、自信過剰、傲慢さ、そこからくる自己を省みない、自己しか見ていない怠惰というのが原因で、割と総当たり的な対処法(出たとこ勝負みたいな考えなしとも言えますかね)ばかりしてしまっています。俺たちが観測している3章の最初から、既にそうなっちゃってはいると思います。
そういう意味では、スバル君は何が何だかわからず、ある種のパニック状態でここまできてしまっているので大変気の毒ですね。原因がわからずじまいであった訳ですから。周りのやさしさにも気づかずに。
最初のパックの、要するにお前が全ての原因だ、っていうのはまさにその通りなんですね。スバルは一番聞きたくない言葉だったと思います。
3章では、今まで、スバルは直接エミリアの死を見ることはなかったですが、恐らくすべてのやり直しで彼女は息絶えています。今回は目の前で、しかも間接的ではなく、直接的に彼女を死なせてしまった。これには参ったどころではないでしょうね。
しかし、この言葉は、幾重にも死に戻ってきたスバル君にとっては、一番聞きたい言葉であったかもしれません。お前が全部悪い、ということは、悪いをすべて引き受けられる、ということで、まるっと解決してしまう方法が見つかった訳ですから。一番望んでいた場所に、望んだ方法ではないものの、たどり着いたわけですね。
だけど、これはスバル君が納得のいく方法ではなかったように思えます。これはまた後述。
ベテルギウスに対する死が罰にならない、というのはまんまスバル君にも言えると思います(意味合いは違うが)。その根源も同じと言えるでしょう。恐ろしいほどの偏愛(相手からは受け入れられない)と執着(相手からは求められない)。
また、極めて怠惰でもある(自分は求めるだけ)というところで、はっきりとスバルは認識してしまったみたいです。スバルはベテルギウスと類似、近似、あるいは相当の存在であると。
そこで笑いという悲しい合図(自嘲、自棄、愉悦、自己賛美)のシンクロがこちら側に可視化された、のだと思います。
自分のことをかわいそうに思うって、ナルシズムだよなあって思います。*4
「パック、なのか...」というのはパックがかつてのループ(15話かな?)で「我が娘と共に眠れ」とスバルの首を落としたことを知ってしまったのもある。パックとスバルもそういえば似ているなと。
①自分は状況を打開できる力を持っていない(パックは被契約という管理状態、スバルは無力)
②この世に存在する理由はエミリアだ。
③他者を責め続け、自分は悪くない。
④自分はエミリアの守護者である。
などなど。特に、他者、環境はエミリアの為に存在しており、エミリアが存在しなくなった場合、それについてはどうでもいい、という基本スタンスがあるとことかそうかなと。*5スバル君は自分かわいさがまだあるんですけどね。そこは人間なので。ほんとうにどうしようもないな、君は、っていうのはパックにも言えるからね。怠惰なのも、ね。
それと、スバル君が全ての原因というのは、これとは別に思ったことがありまして。まず、スバルが時間移動をして、スバルの主観で世界が進んでいきますよね。ということは、スバルが時間移動しなきゃ、その移動した先の世界は起こりえなかったわけで、逆にいうと、今回移動しなきゃ世界は滅びなかった、ともとれるわけです。
スバルのやり直し回数は章を重ねるたびに勢いづいてきていますが、その繰り返す怠惰、みたいなのもなんだか責められている気はしました。*6蛇足でしたね。
これでようやく前ループ分を書けました。もう書いてる方は疲れましたぞい。*7
おっさんの面前セーブポイントでやり直して、前ループの狂気を引きずりつつ、レムの手を引いていきなり駆け出すスバル君ですが、これは心の逃げが思わず引きずり出された感じですね。なので、周りの音も全く聞こえず、逃げ続ける。レムの大声で思わず気がつきましたが、ここはレムの口が動いているのに声が聞こえなかったり、スバル君の荒い息遣いしか聞こえなかったりで、ぞっとしますね。
レムに向かって喋っている時のスバル君はこれまで彼が見せてきた全ての英雄的行動(レムがみているスバル君とやらがやったことですね)の要因となったものが詰まっていますね。一旦決めてしまったらすぐそのことで頭がいっぱいに。成功の為には手段は選ばない、とかですね。
また、レムに行程を説明しているときにレムの方を見ていませんね。彼はレムでなくともよかったのです。都合がよければ誰とでも。*8ここまではレムもスバル君を盲信していますね。それで、スバル君は自分の思いをレムにぶつけてしまうわけですね。レムが認識しうる何倍もの時間を彼女にぶつけてしまうわけです。そして、自分がこれまでに選べなかった決断を彼女に迫ります。俺か、俺以外か。これはまとめてすべてを取ろうとしてきた自分が選べなかった選択肢でしたが、非情にも他人にはこれを迫るわけです。いやあ残酷残酷。しかもこれ絶対相手が自分のこと好きってわかっててやってますからね!!!!!ふざけんなよお前!!絶対将来禿げるからなお前!!!*9しかも言い方が、お前の好きな俺の全部をお前にやるから、もう勘弁してくれ、解放してくれ、と他人に自分の結末を放り投げてしまっているんですよね。
俺は、これはしょうがないと思います。*10彼は元引きこもりで、ティーンエイジャー。むしろここまでよくやってきたと思います。自分を甘やかしてくれると思った相手に、親しい相手にはこういう甘え方をしても文句は言われないと思います。*11
でもやっぱり俺と生きてくれってのは本当にどうしようもないよね、俺もお前もね.....。*12レムも最初、この人は「レムの好きなスバル君」ではない...などという驚きの表情をしてから、しょうがない人、みたいな表情だし。逃げの生活、呪いを背負い続ける生活、幸せ、罪悪感、フラッシュバックとか。それをお前も背負えっていうんだからね。いくら荷物を分け合って生きていこうって言っても、分けた荷物は重い。
ここらが一番書きたい話でもあったのです。ここからレムは、「成功した2章ルートのレム」ということを意識させてきます。つまりスバル君が過去にレムを呪いから解放したときに新たにかけ直した呪いの話です。笑って未来の話をしよう、みたいなところですね。*13
実際に未来の話をするんだもんなあ。ずるいよなあ。しかも笑ってするんだもんなあ。忘れてないんだもんなあ。あの時の約束を。*14「レムはスバル君の味方です。」ここら辺の未来予想図の一言一言がスバル君を追い詰めるのです。また「レムの好きなスバル君」というところも厳しいポイントの1つですね。*15レムの好きなスバル君は英雄ですからね。自分を救った。姉と並ぶ道なわけです。自分の理想であり続けろ、と他人に要求するのは呪縛ですね。
諦めるのは簡単、というところもレムとスバル君の体感時間、経験知の差みたいなのが出ていますね。諦めるのが簡単じゃない、っていうところは視聴者の実感にもありますから、ここはスバル君と限りなくシンクロしますね。
それにしても「スバル君には似合わない」ですからね。「スバル君がどんなにつらい思いをしたのか(省略)レムにはわからない」これもまたレムの中でスバルとレムが明確に分かれていることを表現している。俺の見解としては、自分と理想の乖離というか、自分では貴方様のお考えになっていることは到底考え尽きませぬ、みたいなところなのだと思う。自己評価がありえないくらい低い。さらにレムの理想の定義づけ、押しつけは続くわけです。「途中で何かを諦めるなんてできない」この諦めない系は何回も出てきますね。「スバル君は未来を望む時、その未来を笑って話せる人」これは、恐らく一章ではそうではなかったはずです。なので、レムしか知らないスバル君でもあります。なのでスバル君は否定します。勿論そんな高尚な人間ではないと。彼の一面ではあり得たかもしれませんが、全てにおいてそうではなかった。全部拾うってのもそうですね。前述のパックとの類似においてもあげましたが、基本的にはエミリアの為、自分の為に拾い上げているに過ぎない。ここの自分の為、というのは潔癖性もありそうですね。ヒーロー症候群とか。
そして、お前に俺の何がわかるってんだ!!と逆上してしまう。ここのスバル君は、二章のレムに通じるところがある。空っぽな人生との評価。自己との向き合いが二章の時よりも深いとことまでいったんですね。それでここまでの一連の、レムに対してとってしまった感情の暴走ともとれるのは、やっぱり前述した、「自分が不要」という一種の最適解が、彼にとって納得いっていなかったからじゃないでしょうか。もし、彼が短時間のうちにその事実を受け止め、消化し、真に同じようなことを行動に移したのなら、彼はもっとうまくレムを誘い、ある種騙し、カララギに逃げおおせていたでしょう。*16
自己嫌悪を表明するスバル君に対してレムが提示した肯定の言葉とは....*17ここのレムの肯定はとにかく厳しい*18。何故かというと、これは全部レムから見たスバル君なわけです。レムはスバル君に自分の好意を押し付けることで、過去の成功を逆に思い出させることで、スバル君を「レムの英雄」の枠に縛りつけたわけですね。それは真綿の縄のようにゆっくりとしまっていく呪いです。甘い毒でもあります。挫かれた成功を無理やりに立て直させたのです。レムは成功の生きた証人であり、無限の肯定者なのです。*19スバル君はこれから何があっても成功し続けなければなりません。これが彼の呪い、宿命です。自分にも周りにも期待され、彼は何を成し遂げられるのでしょうか。彼の求めるものはなんでしょうか。彼のいきつく先は?もし成功し続けられなかったらどうなってしまうのか。*20
ここのキスはお姫様のキスですね。*21
エミリアのことが好きだ、は仕方ないんだよね。スバルにとってはやっぱりこの世界=「エミリア」だし。*22なので個人的には好きかどうかも怪しいところではあると思っている。そう単純ではないのでは?*23
スカートの裾をもって承諾するところは、「契約」感が凄まじいですね。
最後にレムが泣くところは、やっぱりレムはスバルが居なくなってしまいそうで怖かったのではないか、というところでどうでしょうか。
君を見てる=「エミリア」
君がみてる=今のレム*24
っていう対比もうまいすね..........................。
本当に次の回が楽しみです。*25
もうだいぶ息切れしました。
文章書く人は偉いってめっちゃ思いました。しんどい。*26
こういう文章を書くときは、何回もその対象を見直して、自分の考えをがっちりさせてから書くことが大事というか基本だと思うのですが、残念ながらこの回は、時間がそれほどとれなかったのと、もう心が持たなかったので、10回ほどしか見ることが叶いませんでした。打ってる間は流し続けたのでそれほどかかったというわけです。頭おかしなるで。*27
いつか気力、時間共にあれば、原作をすべて読み、書籍版をすべて読み、アニメをすべて見直して、自分自身に納得を付けたいですね。自分自身が未熟故にアニメを受け止めきれないのがたいへん心苦しく思います。
追記
Re:ゼロから始める異世界生活 短編集 (2) (MF文庫J)
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どうやらこれはマジの救いらしく、気になっているが、まずは先にweb版か....
ねんどろいど Re:ゼロから始める異世界生活 レム ノンスケール ABS&PVC製 塗装済み可動フィギュア
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欲しい.................
*1:オールナイト上映にも行った、グッズも買った、ブルーレイも!でもつらいことばっかだ...買う苦行だよこれ....やめられないところが...成功体験って麻薬だよな........................................
*2:うざいアニオタじゃん!。
*3:麻薬でなくても酒、たばこ、ギャンブル、女、人生、ゲーム、労働、経験などなど。お好きなものをどうぞ。
*4:ちょっと()が多いな
*5:リアが悲しむから。エミリアが悲しむぞ。
*6:死に戻りを知っている人は自分以外いないので気だけですが、読者へのメタな脅しでもありそうですよね。お前の好奇心が殺すのだ、的な。これは深読みというか、変な受け取り方のしすぎでしょうね
*7:息災を祈る
*8:疲れて帰ってきても誰かが家で待っててくれるだけで....と言ってしまう。最初からその誰かをレムとは言わない
*9:将来ってこいつ禿げるまで生きてられんのかよ
*10:怒ったけどね
*11:レムからは即文句というかそれ以上のこと言われましたけどね。嗚呼昴。
*12:俺とスバル。
*13:このときスバル君はそれをも軽んじたけどね。今は笑えないかもしれないとかね
*14:2章最後のあのセリフが、スバル君による気休め、でまかせだとしたら余計につらいのでここではその可能性は潰してます。俺を許せ
*15:厳しいポイントは⑩たまると俺が厳しくて、厳しい星人になり、二次元にお姉ちゃんを求め始める。
*16:ifは光だぞ。目をひんむいて読もう。
*17:黒塗りの高級車欲しいな
*18:厳しすぎてお姉ちゃんが7人必要だった
*19:一番の敵
*20:これは心配しなくても原作者様が用意してくれそう。
*21:カッコイイところ、みせてください
*22:「エミリア」はベースが一周目で、付属として二章、三章のエミリアの存在がある。あくまで自分を救ったエミリアが「エミリア」なのが大きいのでは。これはレムにとってのスバルに似ている。また、スバルは「エミリア」の行動信条をトレースしてる節がある。なので、この世界=「エミリア」としたのだ。
*23:でもエミリアに今ここにいる私のこと見てくれてないとか言われたらすっげー泣いちゃうな。てか余談だけど、17話で、エミリアとスバルの言っている「特別」の意味が違うのに余計こじれていったところは面白かったね~。
*24:踊る君を見ってるう~
*25:何が書きたいのか自分でもわからなくなった
*26:リゼロ公式が狙ってるやつは個人的なツボには外れ気味なのもしんどいぞ。鬼がかってるが代名詞、みたいな風潮とかね。あれはあんまり連呼してほしくないっていうか、大切なんだよ!!!って面倒なオタクしてるからねこっちは。
*27:実際慣れすぎて心を平らにされた。お前夜によく来る道路磨く車みたいだな。心は別に磨かれても擦り減るだけできれいにはならんけどな!!!!俺はあれのモノ前が得意だよ!!!!ありがとう!!!!
2016夏休み二日目
日記を翌日につけるの、割かし覚えてない。
8/4
朝起きて日記をつけることを思い立ち、ぐだぐだ書き、グラブルをやる。カジノさっさと開けや。
まぁそれも長くはやらないで、水分と何かつまんで、サメ映画を見ながらおやつの時間くらいまでレポートをやってた。今日までだったので危うかった。
他には旅行とかライブの諸々をやった。
サメ映画はディノシャークとシャークナイトをみた。
ディノシャークはまあ適度に人が死ぬし、ドラマ性もあったし、みんながサメを殺そうと一丸となっていたのがよかった。サメの殺し方もかっこよかったし。水上ジェットスキーに乗って、サメに突っ込み、それをサメに乗り飛ばしながら手りゅう弾を投げ、大打撃を与えたのち、銛射出でトドメ。音楽と相まって気分爽快すぎる。
シャークナイトの方は、人間ドラマがしょうもない上にほぼ人災で人が死んでいくので、クソではあるんだけど、そうそうこれだよ!とはなったよ。見なくていい。46種類のサメといいつつそんなにいなかったような気がするし。てかいつも一体とかで持て余してたりするのに46も出してんじゃねーぞ!!!!
その後は遅い飯の時間をとり、やる気が糞なくなったので、ためたアニメを見つつkindleunlimitedで漫画を読んでいた。とりあえず奥様が女子高生を読んだ。面白かったのでアニメも見たい。今はゆるゆりを読んでいる。
その後は寝るまで同じように過ごしてしまった。
今日は所用があるので面倒だなあ。
買わなくていい
2016夏休み一日目
多分続かないけど、日記をつけることにしました。
多分くそみたいな夏休みになると思いマス。
なんでかっていうと一日目で早速だらけたからですね!!!
意志が弱い、医師が弱い、yeah(医師が弱いせいで歯痛が治らんぞハゲ)
では8/3の思い出
久しぶりにぐうたら眠れて、よだれを垂らしていた。きたねえ。枕がよだれていたので、ティッシュ―で補填しといた。お前は今日から枕の一部だぞ。10時起き。
朝起きて一番にしたのはtwitter。僕の悪い癖。結構時間を持っていかれる。時間富豪かよ。
その後朝飯を食べながらプリパラを二週分見て号泣する。ガァルマゲドン、優勝!w*1
とにかく歯痛が厳しいので、肩にマッサージ器を当てながらグラブルをやる。やりすぎて肩の骨を痛めたっぽい。グラブルは.....................................................*2
8/5までのレポートがあるので資料集めもした....が、割とすぐに集まった。すぐに集まりすぎてやる気がなくて産業しか進まなかった。今北産業ではない。
うだうだしてたら夕方になったので洗濯物こんで知人宅でスイカをもらい、そのままうだうだして、帰って風呂洗って入って飯食って、チア男子とワルブレを母に見せる。
よく見てくれたなと今でも思う。ワルブレも面白かったらしい。流石我が母。*3
それで、kindleunlimitedがはじまったとのことなのでおくさまが女子高生*4を読んで、意外と王道で面白いな....って思ったり。あやねちゃんすき*5
そして見てなかったアニメを少し消化して、やっぱり歯痛がひどくなってきてしまったので瞑想してたら翌朝になっていた。
そりゃ一日が短いわ。
明日はもっといい日になるね、ハム太郎!!ってラッコのぬいぐるみに言って、歯痛のあまり叩きつけた覚えもあるけど、許してくれよな*6
割とやろうやろうとしてなんもしない典型パターンだったのが地味にこたえるな。前日飲み会だったのも良くないんだよ、そうなんだよ*7
ワルブレオンラインなんですけども、アプリが重すぎてスマホで動かないので、断念しました。前世はトイレットペーパーの芯だったらしい。
なにはともあれ日記*8を書いたし、グラブルやってレポートでもやるかな..........
庶民サンプル一巻を読みました
ちょっと色々あって挫けてたときにこれを読んだのですが、とにかく色々と前向きになりました。こう書くと、宗教みたいでとても怪しいですが、本当によかったのでちょっと感想というか雑感を書きなぐりました。よくよくみるとこのブログのタイトルにすべての雑感とあるので、ある意味正しいブログの使い方だと思います。ちょっと恥ずかしいブログ名だな。『俺がお嬢様学校に「庶民サンプル」として拉致られた件』については言わずもがな、ご理解いただいていると思います。もし知らない方がいらっしゃるならば、バンダイチャンネル、Dアニメストアなどで配信中なので、是非アニメの方を見ていただければ。これが一番早いと思います。でも一迅社文庫のを読んでみたら、これがすごくよかったんだよね、という感想ですのよ今回は。僕もアニメから入ったんですけどね。
文章で読む面白さが特段生かされている気がした。例えば太い文字、下方に舌打ちの擬音、「」外矢印芸(可憐)など。それに表現の面白さ。「殺害したそうな視線」や、文章ではやや分かりにくいツン要素を、公人の心の声で的確にフォローしている。所々視点がシフトするのも効果的で、面白い。
また、お嬢様というある種共通認識でありながら曖昧な定義を、話ごとに読者に認識させようという試みが見られて、非常に分かりやすく、好感触である。
有栖川麗子の風呂場遭遇の後の白亜登場は正直驚いたが、それよりも驚くべきほど自然であった。また、この話を挟むことで公人は本当に麗子の風呂場遭遇の件をそれほど重要ではない(まあいいや、くらい)と捉えていることが確認できて良い。
愛佳の所々のボッチ行動には本当に悲しくなるが、当人が明るい人物なのが本当に救いだ。このキャラクターが心の底から他人を考え、他人の幸福を喜び、他人の不幸に涙する好い人間であることに感謝したい。この人間性が公人を突き動かした真の理由かもと思ったり。
それにしても一巻で最も劇的だったのは有栖川麗子である。正直仲間との決裂、友情の更なる強まり、黒幕の存在、対決、一種の和解....と少年漫画の一番美味しいところをやったので、もうゴミみたいな水溜まりができるくらい涙を流した。というか本当に有栖川麗子たまらなく好きだし早く挿し絵カラーにしてほしい。
白亜に関しては今のところ便利キャラ感が強く、変化を感じることに関しては他キャラよりも薄い印象になりがちだが、彼女の今までの境遇について知ると、こちらにも強い変化、またはその予兆が示されたことに注目すべきだ。
可憐はアニメで見たよりとっっても残念だったので推したくなった。あと平常はあの四人の中で比較的まともなのもすごくかわいい。アニメで感じた太もも刀女感は拭えないけど。
また、有栖川麗子を救うために愛佳が譲った作戦は、みんなの力で出来上がった感があってとても良い。愛佳もきっと嬉しかったに違いない。私はそこにそかはかとない喜びを感じる。
最後に有栖川麗子と愛佳が感情をぶつけ合う場面であるが、もうベタながらも本当に素晴らしい。どのように素晴らしいかというと、一巻で繰り広げられてきた何もかもをすべてひっくり返す感情の殴りあいが素晴らしい。これは彼女達の今までの、公人が転校して物語が始まるまでの、関係をすべてひっくり返す、いわば決闘であり、神聖な戦いである。もうめちゃめちゃ盛り上がりましたよね。お互いがお互いの羨望、嫉妬などもすべて相手にぶつけて....でもお嬢様だからバカと嫌い!とかしか言えないのが本当にいとおしいと思いました。愛佳は死ね!っていってたけど(エピローグでそれは明かされたし納得感。)これもう少年漫画の王道だな。僕は百合とかそういうのではないと思いました。
ここまで書いていて全く伝わらなさそうというのが僕の方に伝わってきたので....はい、よろしければ読んでみてくださいね!コミカライズも面白いよ!一巻で有栖川麗子の乳首が出ていて僕はたまげました。そして一巻に対する感想が有栖川麗子の乳首、というのに固定された。これからも続きを読んでいきたいなあ。感想とかはブログには書かないと思います。文章下手だし。また機会があれば会いましょう~
俺がお嬢様学校に「庶民サンプル」として拉致られた件: 11 (一迅社文庫)
- 作者: 七月隆文
- 出版社/メーカー: 一迅社
- 発売日: 2016/07/20
- メディア: Kindle版
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最終巻出ました
赤×ピンク
東京京・六本木、廃校になった小学校で夜毎繰り広げられる非合法ガールファイト、集う奇妙な客たち、どこか壊れた、でも真摯で純な女の子たち。体の痛みを心の筋肉に変えて、どこよりも高く跳び、誰よりも速い拳を、何もかも粉砕する一撃を―彷徨のはて、都会の異空間に迷い込んだ3人の女性たち、そのサバイバルと成長と、恋を描いた、最も挑発的でロマンティックな青春小説(角川文庫版あらすじ)
この本の最初の方を読んで、もう一回あらすじを読んだ。青春?思ってたのと違うな…僕の知らない青春かな?いや、もともとそんなには青春のこと知らないんだけどさ。で読み終わってあらすじをもう一回読んだら、あーこれはそうだ、青春だ。儚く淡く、そしてどうしようもなく青春だな、と思いました。少女達はいつの間にか体は大人になっているけれど、どうにも所在無げで、心細く、生きている実感に欠けている感じだけど、これを戦いの中で満たそうとする。青春だね。そして、人に愛されるという実感も無く、もがき、苦しみ、そして気がつく。青春だね。自分の気づいていない自分に気づき、苦悩し、答えを得る。青春だね。
この作品は主に少女達にスポットが当てられている。少女達の心の動きは単純だけど複雑。陳腐だけど興味深い。ここはさすが桜庭一樹氏、といったところだ。
砂糖菓子の弾丸は撃ち抜けない、より分厚かったけど、気分は軽めで読めた。後味も爽やかで、なんだか少し得した気分になったのでした。
これはエロイやつ
これが原作
読書感想 砂糖菓子の弾丸は撃ち抜けない
今回は最近読んだ、砂糖菓子の弾丸は撃ち抜けない、について少し。多少内容にも触れるため、読んだことのない方は気を付けてほしい。さて、自分の周りには反桜庭派がいて、なかなか読む気を起こさせてくれなかったがようやく読むことができた。読破後の最初の僕の感想は、「桜庭一樹にまたしてやられた」というものであった。僕は、はたまた彼女の書く本に生きること、生きてきたこと、というものの実感を端的にではあるが突きつけられてしまったのだ。 この作品について知らない方にも、知っている方にもまずは二種類のあらすじを提示したい。
その日、兄とあたしは、必死に山を登っていた。見つけたくない「あるもの」を見つけてしまうために。あたし=中学生の山田なぎさは、子供という境遇に絶望し、一刻も早く社会に出て、お金という“実弾”を手にするべく、自衛官を志望していた。そんななぎさに、都会からの転校生、海野藻屑は何かと絡んでくる。嘘つきで残酷だが、どこか魅力的な藻屑となぎさは序々に親しくなっていく。だが、藻屑は日夜、父からの暴力に曝されており、ある日―。直木賞作家がおくる、切実な痛みに満ちた青春文学。(角川文庫版あらすじ)
大人になんてなりたくなかった。傲慢で、自分勝手な理屈を振りかざして、くだらない言い訳を繰り返す。そして、見え透いた安い論理で子供を丸め込もうとする。でも、早く大人になりたかった。自分はあまりにも弱く、みじめで戦う手段を持たなかった。このままでは、この小さな町で息が詰まって死んでしまうと分かっていた。実弾が、欲しかった。どこにも、行く場所がなく、そしてどこかへ逃げたいと思っていた。そんな13歳の二人の少女が出会った。山田なぎさ―片田舎に暮らし、早く卒業し、社会に出たいと思っているリアリスト。海野藻屑―自分のことを人魚だと言い張る少し不思議な転校生の女の子。二人は言葉を交わして、ともに同じ空気を吸い、思いをはせる。全ては生きるために、生き残っていくために―。これは、そんな二人の小さな小さな物語。渾身の青春暗黒ミステリー。(富士見ミステリー文庫版あらすじ)
これは結論から言わせてもらうと、どちらもあらすじとしては「適切」と言える。しかし、あらすじだけでこの作品を全てわかったと言ってはとても勿体無い作品であることは言わせてもらおう。そしてその根幹をなしているのは、先程書いた「実感」も含む読者の引き込み方にある。
まずそれが最もよくわかるのは、出だしのインパクト。それから読み易さだろう。初めがぼんやりしていると本というのは読みにくいと思っているので、何かと目の覚めるようなものがよい。 出だしは角川文庫版解説の辻原登氏にも触れられているが、とてもショッキングで、また悲しい。読者はこれ以降、常にこの冒頭の出来事が頭の中を彷徨することになる。そしてこの部分が、否が応でも我々を「神の視点」におこうとする。そういった意味では、登場人物の「夏彦」は私たち読者の投影とも言える。また、冒頭から紡がれる嘘はほとんど最後まで続けられるが、彼女の心はいつも嘘をつかなかった思う。 また、この本は口語調、言い切り型で書かれていて会話も多いし、大体200ページと短い。その為、時間がなくとも一日、二日で読めてしまう。お手軽。また、情景描写。えているいるとだとてもったのだだは、人物描写が鮮やかで瑞々しいため、読み手が想像しやすく、受け取りやすい。こういったところが読み易さに繋がっていると思う。ちょっとしたトリックもあるが、それがこの本を読むことの妨げになっていないのもまた良い。 そして、物語は出来事を振り返る形で展開される。少女らはあくまで13歳だったり、17歳だったり、とにかく子供で、無力で、実弾もなく、どうあがいたって本当にどうしようもない無力な存在だということを思い知らされる。しかし、大人だって、大人だからといって実弾をうまくあてられるとは限らない。僕達はみんな子供だったのだから。僕が特に印象に残ったのは、 「だけど保護する方向で動いていたんだ。俺は大人になって、教師になって、スーパーマンになったつもりだったから。山田のことでも、おまえに嫌われてもいいから、高校行けるようになんとかしてやろうと張り切ってたし。海野の家だって何とかするつもりだった。ヒーローは必ず危機に間に合う、そういうふうになってる。だけどちがった。生徒が死ぬなんて」 という部分と 「海野は山田がかわいがってるものが憎いんじゃないかな。それで山田から取り上げたんじゃないかな。そう思う」 |
「藻屑も同じこと言うそう」 「はは。・・・・・・うさぎで終わるかな」 という会話。先生も今だって半分は子供だった。実弾の撃てる子供だった。それが自分のげんじつと重なって、とても胸が締め付けられた。無力さを噛みしめるそんな感じが、とても分かって、つらかった。実感として目の前に叩きつけられたこれが自分を見ているようだったのだ。 後半の会話はについて。結局「海野」は「山田」の大切なものをあらかた奪っていってしまったのだ。貴族で神の兄や初恋の人、それから大切な友達さえも。その、彼女の無邪気な嘘と残酷さと、数奇な運命が故に。解説には天使とあったが、僕は永遠の子供として昇華されたのだと考えている。彼女は子供ならではの無邪気さ、残酷さ、儚さで周りを振り回し、傷つけたりもするが、急に何か切なものを突きつけてくる。鈍ってしまった大人を振り回すのは常に子供だ。彼女が永遠となった後、それは象徴化され、遠い昔の自分と生き続ける。 そこに思い出の花を捧げるものが居なくならない限り。 適当にだらだらと書いてしまい着地点もあいまいになってきたのでとっととまとめてしまうと、ともかく読んでほしい、これに尽きる。この本は視点を変えることで何回も楽しめるし、それぞれの立場でそれぞれが自分の信じたことをやった結果がこれだ、というただそこにある事実がとてつもなく切なくて、物悲しくて、どこか惹かれてしまう、そんな不思議な気分になってしまう自分もどこか心の中で嫌だな、と思ったり、とにかく心が動く、動く、動く。 桜庭一樹さんといえばGOSICKが有名だが、他にもさまざまな本を書いている。少女と男がテーマとして扱われることが多いが、興味のある方は良かったら読んでみてほしい。 ひとまずここで終わりにしたいと思う。また更新があればその時に
砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない A Lollypop or A Bullet (角川文庫)
私が読んだのはこちら
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こちらは挿絵が甘い。
はじめに
初めまして。
ここでは僕が思ったことを軽く書いていきます。
更新はほぼないです。
文章は苦手ですが努力しますので、まぁ気楽に見ていってください。