2016/08/14 コミケ+シンゴジラセット+歩行紀
8月14日はコミケ最終日でしたが、どちらかというと近隣に某映画*1で使われた場所があるとのことで、そちらに釣られて急遽行ってみました。間に合ってよかった。*2
これは国際展示場駅
これはビッグサイト。通りすがりの女子中学生が「うわ~、あれだよ~、きもっ!」って言っていて、逆に感動を覚えました。*3
ローソン前、めちゃくちゃな人だかり。アイマスのプラチナスターズ欲しいな...。かわいい。
そこから少しいったところ。そこの本館が目的地でした。
くどいくらいだ!!!!
それで行こうと思いましたが、
こんなのがあったので、参加してきました。実際に災害にあったと仮定して、中の「被災地」に進んでいきます。
配布されたタブレットの指示に従い、指定地に向かい、クイズにこたえます。
カメラを向けると、ARで立体的にいろいろと見えます。
街を抜けると、「避難所」へ。
一応クイズは全問正解でした。
体験コーナーを抜けて二階へ
お待ちかね。
撮影しまくりました。
屋上庭園もありました
建物を出て、公園の方へ
それからは、帰りがとにかく混んでそうなので、少し遠くの駅まで歩くことに。
最初は豊洲まで行こうと思っていましたが、勝どき駅まで行くことになりました()
スカイツリーも見えました。
ついたー
縁日とかもやってました(これは入りにくい)
写真は終わり。この日は午後だけしか歩いていないのに、9.5kmくらい歩いてました....。へとへとです。ちなみに午前は一時間ちょい泳いでいたので、余計に疲れました。
https://twitter.com/typhoonnight/status/764686537506250752
https://twitter.com/typhoonnight/status/764702196201984000
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バスツアーの時の思い出を載せておく2016/07/31
ついこの前に富士山などなど行きました。それを載せておきますね。まずは東京某所を出発して、最初は談合坂SAで休憩しました。
談合坂パン。単位パンと何が違うんだ????中はあんことクリーム。
それから富士山五合目へ。
馬にも乗れるそうな。
人がいっぱいでした。外国人観光客が多かった。
てっぺんまでまだまだありますね~。
何故か縁結びの神社がありました..................
それからお昼を挟みまして............
鳴沢氷穴にも行きました!
すごく寒かった。パーカーとか三枚着ててもややさむい。
その後はバスで桃狩りへ。途中では湖も見えました。
桃狩りしてた時にはもうへとへとでした..。
そして謎の杉玉
急に夏!と思ったら
雨が降り出してしまいました...。そして渋滞。
へとへとでしたが、中々面白い体験は出来ました!
でもバスツアーは当分はいいかなあ..........
おはようございます。これから新宿にいってから、富士山に向かいます
— よ! (@typhoonnight) 2016年7月30日
新宿来たのにポケモンいないが💢💢💢
— よ! (@typhoonnight) 2016年7月30日
朝からうんち!って叫んだら見知らぬ人にうんちフォローイングされてしまった😅広がるうんちの輪かよ🙏
— よ! (@typhoonnight) 2016年7月30日
有名人見かけた....😁
— よ! (@typhoonnight) 2016年7月30日
— よ! (@typhoonnight) 2016年7月30日
朝のsa人多すぎでは?
— よ! (@typhoonnight) 2016年7月30日
高い(標高的な)
— よ! (@typhoonnight) 2016年7月31日
富士山だ~~🗻 pic.twitter.com/qR8sIw6bCa
— よ! (@typhoonnight) 2016年7月31日
今日晴れだし来てよかったな....
— よ! (@typhoonnight) 2016年7月31日
めし、😁 pic.twitter.com/uS6BDaUDcx
— よ! (@typhoonnight) 2016年7月31日
女子力☺ pic.twitter.com/UIZ9WEjNVG
— よ! (@typhoonnight) 2016年7月31日
帰れてませんが....😁
— よ! (@typhoonnight) 2016年7月31日
まだ帰れてません....😭
— よ! (@typhoonnight) 2016年7月31日
富士山 幸せパワースポット巡り こころを磨く! 浄化とエネルギーチャージの旅へ 富嶽三十六(冊)プロジェクト03<富嶽三十六(冊)プロジェクト> (カドカワ・ミニッツブック)
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パワースポットってなんか周りより微妙に涼しいだけのとこやんな!!!サマージャンボも当たらんかったし!!!
天皇陛下お気持ち表明の時のツイートをまとめておく
前夜です
もう12時間後にはお気持ちが表明されてるんだよな.... #護国米 #my_favorite_emperor #刻めお気持ちのビート
— よ! (@typhoonnight) 2016年8月7日
ぎょくおん!
— よ! (@typhoonnight) 2016年8月7日
ちょっと前です
夜にみんなでお気持ち観賞会したら、お気持ちライブだよ
— よ! (@typhoonnight) 2016年8月8日
でっかいお気持ち、僕たちで打ち上げよう!
俺絶対ゴジラ見て、お気持ち放送間に合うように帰ってきますから!!見ててください、俺の!走行!(オタク特有の変な走り方)
— よ! (@typhoonnight) 2016年8月8日
仮面ライダーAKIHITO
— よ! (@typhoonnight) 2016年8月8日
仮面ライダーAKIHITΩか....
— よ! (@typhoonnight) 2016年8月8日
スーパー神話大戦GENESISかよ
本番の時の実況です
天皇陛下がお気持ちを表明 | NHKニュース https://t.co/F2GKvsluxY
— よ! (@typhoonnight) 2016年8月8日
これ、全く核心については陛下が仰られることはない(触れられない)んだけど、SOSだな.... #護国米 #my_favorite_emperor #刻めお気持ちのビート #仮面ライダーAKIHITΩ #ぎょくおん!
— よ! (@typhoonnight) 2016年8月8日
最大限の譲歩的表現に包まれた、建設的な意見を求むっていう爆弾みたいな感じだった....伝統のことを持ち出して、伝統を守るために伝統を変容させろという感じだった。
— よ! (@typhoonnight) 2016年8月8日
ツラいので、早く不敬!不謹慎!配慮!お気持ちの拝領をいたせ!とおおいに揉めて結局そのままでなにもしないってなったところでギドラがすべて焼き払ってほしい....
— よ! (@typhoonnight) 2016年8月8日
多分3.11のときにも懸念を表されていた(と思う)ので、そういうところもあったのかな
— よ! (@typhoonnight) 2016年8月8日
ただ、本来これこそ不敬である、後進の話であるが、これが中々不安要素が強いので、何ともという話でもある
— よ! (@typhoonnight) 2016年8月8日
おい、宮内庁、頼んだぞ
— よ! (@typhoonnight) 2016年8月8日
もし臨時立法とかにしたとしても前例ができた時点で無理なのでは???どうしようもなくないか
— よ! (@typhoonnight) 2016年8月8日
NHKなどで全文読めるので読んで
— よ! (@typhoonnight) 2016年8月8日
経済はなんでもガタガタになるけど、自粛は拍車をかけるから....
— よ! (@typhoonnight) 2016年8月8日
総理もお気持ち返しか....
— よ! (@typhoonnight) 2016年8月8日
はい禁止!!!天皇と総理以外のお気持ち禁止!!!!バリア!!!
— よ! (@typhoonnight) 2016年8月8日
まあ茶化したりもしたけど、実際、もうお気持ちが出てしまった以上、次の時代のことを考える必要があるな....
— よ! (@typhoonnight) 2016年8月8日
いや、皇○室っね悪い話ばっかり聞くもん、!!やだやだ!!!
— よ! (@typhoonnight) 2016年8月8日
シンゴジラで胃が痛くなってしまって家に逃げ帰ったのに、待ってたのがお気持ち波で参った....
— よ! (@typhoonnight) 2016年8月8日
戦後は続くよどこまでも、という与太ワードを今日きいてきたけど、それが実際ここにきて線路が途切れていたことに驚きである
— よ! (@typhoonnight) 2016年8月8日
権力は無いにせよ、陛下は日本国そのものであり、器であったので....このようにお気持ちを表されるというのが....
— よ! (@typhoonnight) 2016年8月8日
自粛って誰の為?に対しての解釈
自粛なんだし自分達のためでは....
— よ! (@typhoonnight) 2016年8月8日
で結局どうしたらいいか
何とかしろ、ってことなんだよな....
— よ! (@typhoonnight) 2016年8月8日
仮面ライダーAKIHITΩ、与太話だったが合いすぎて困る
— よ! (@typhoonnight) 2016年8月8日
そもそも陛下のお気持ちの文章が難しすぎて読めない!わからない!となっているのは、お気持ちを汲めない「コミュ力不足」なのでは????
— よ! (@typhoonnight) 2016年8月8日
まあ制度が合わなくなってきたというところで世代交代感あるけど、今回は対象がとにかくビッグなので、「もはや戦後ではない」文が使える
— よ! (@typhoonnight) 2016年8月8日
多分これはTLに流れてくるツイートに若干参った時のあれです
俺もB'zになって早くなにもかも捨てて宮内庁でセッションしてえ
— よ! (@typhoonnight) 2016年8月8日
美術館感想の発掘
日付がありませんが、去年の休みにいった美術館の感想があったので載っけておきます。
庭園美術館*1
ジュエリーは絵画ではなく、持ち運べ、見た人の反応をその場で受け取れる。そうあるべき*2。ミッキーマウスとアメリカに何か思うところがあるのだろうか。モチーフとして重宝されている。見たものを立体として落としこむのがうまい。ただ、あまりにも抽象的すぎるのもあり、本人の記憶や知識に依存しているものもある。 本人の記憶や知識に依存しているものもある。(製作者本人がつけ、直接話を聞けるという場面においてはそれでいいが、アーティストとしてはその形態は難しいので....)また、庭園美術館自体が美術品で、見目麗しいのが素晴らしかった。内観は洋館仕立て。
/27
アクセサリーミュージアム
アクセサリーの歴史について割りと軽めに追えたので満足。色味とか形で目を引くものが多かったかな。あれはすごかった。製造過程中に砒素が含まれてしまうやつなんだがあれはきれい。スゴいぞ。人体の影響はどのほどなのかな。おばちゃん達のためでなくアクセサリーミュージアム存続のために石を買った。玄関にあるぞい。*3
郷さくら美術館
意外と小さい。一階は企画。二階がさくら。三階は日本画?個人的には二、三階が好き。三階は色んな青が見れてとても喜ばしい。二階は、桜と言っても種々の桜、ここでは主観的なイメージも含めてだが、拝見できたので個人的に面白かったかな
他にもいろんなところに行っていたのに、感想はなしでした。飽き性なので仕方ありませんが、折角行くので何か記録として残しておいた方が後々コジンテキニ良さそうですね。写真とかはあったような。また気が向いたら追記しておきます。今後は出掛けたら写真と一緒にあげることで自分の感情の保持性を高めたい気もする。
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歯について
実は私、人並みには歯をやっていまして。
幼い頃は虫歯と詰め物だらけで、歯がかけたこともしばしば。どうにも歯がやわらかいっぽい。
それで数年前に親知らずが限界に達して、日常生活で痛みを伴うようになったので、夏に四本抜いたりもしたんですが....ここ最近は知覚過敏がもう限界です。
前々から何年何ヵ月かに一回は同じようなことになっていた。あ痛いなあ、みたいな。ズキズキするなあ、みたいなね。今回も同じだったんですが、今回はなにもしなくても痛いし、ずっと痛い。一ヶ月も。
前は痛みはせいぜい一週間とかで、歯医者にいって、ブラッシング気を付けてくださいみたいなあれこれだったんですけどね。今回も歯医者はそれだったんですけど、虫歯もややあるということで詰め物もしました。
しかしやっぱり詰めてもそこは痛いし、実はもう一ヶ所痛いし本当に無理!
2段シュミテクト*1してるけど痛い。
一応ブラッシングは気を付けている。ゆるーくやる。強くやり過ぎない。歯茎が削れていくからね。
でも最近わかってきたのは、首こり肩こり目の疲れで痛いときもあるっぽい。というかやたら最近こりやすくなった。なんか身体がおかしいぞ。
整体にでもいった方がいいんだろうか。
どっかが不調だとなんか全部がダメになってきて、全部うまくいかないように思えてくるのってしんどすぎる。
皆さんも気を付けてくださいね。
なんのはなしかっていうと、今回は歯が痛いのにどうしようもないし、この記事の要旨もないしで歯が痛いのに、歯痒いという話でした。
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*1:うがいするやつと歯みがき粉のやつ
「砂糖菓子の弾丸は撃ち抜けない」にみる承認をめぐる闘争
自分が一年の頃に提出したレポートをこちらにあげます。一つはアーカイブとして。一つは振り返りとして。勿論ないとは思いますが、転載、それに類する行為は厳禁ですよ。
1.作品紹介
「その日、兄とあたしは、必死に山を登っていた。見つけたくない「あるもの」を見つけてしまうために。あたし=中学生の山田なぎさは、子供という境遇に絶望し、一刻も早く社会に出て、お金という“実弾”を手にするべく、自衛官を志望していた。そんななぎさに、都会からの転校生、海野藻屑は何かと絡んでくる。嘘つきで残酷だが、どこか魅力的な藻屑となぎさは序々に親しくなっていく。だが、藻屑は日夜、父からの暴力に曝されており、ある日―。直木賞作家がおくる、切実な痛みに満ちた青春文学。」(角川文庫版裏表紙あらすじより)そして、ある日海野藻屑は父親に殺害されてしまう。時代背景は現代であり、物語の舞台は日本海側の海沿いの小さな町である。
この物語は二人の少女の「承認をめぐる闘争」の物語である。一人は山田なぎさ。もう一人は海野藻屑。この二人のキャラクターは対照的である。山田なぎさは10年前の大嵐で父親を亡くし、ある時からひきこもりになった兄とパートで働く母との三人暮らしで、母親に代わって家事をこなす。家庭は裕福とは言えないが不幸せでもなく、彼女は将来の展望についてもあり、現実的なものの見方をする。一方海野藻屑は裕福な家庭ではあるが、唯一の肉親である元有名芸能人の父親から肉体的虐待を受けており、バカで能無しと蔑まれ人間らしく扱われていないが、離婚した母親を憎み父親を偏愛している。脚と耳の障害は父親の肉体的虐待によるもので、将来に絶望し、妄想的で突拍子もない言動や行動を繰り返す。
2.山田なぎさの承認をめぐる闘争
彼女には「権利の剥奪」が起きていた。それは彼女が未成年で、13歳であるが故だ。義務教育を受け、親の庇護の元、暮らさねばならない。これは一種の他の大人と同じ「大人の」人間であるという権利を持っておらず道徳的責任能力に欠けているとみなされているに等しい。彼女は自分が子供で、家庭やその金銭的な境遇に強く不満を持っており、それが自分のアイデンティティの一つと思うくらいに不幸であると思っていた為、一人前の大人になりたい、という「認知的承認」を一層強く求めていた。その為に実際の生活面においては「実弾主義」、つまりパートで多忙の母に代わり家事をすべてこなし、ひとりで兄の世話をし、将来は自衛官になり、すぐに給料をもらい、大人の仲間入りの準備をすることでゆくゆくは自分が家族の生活を支えていく為の準備をしていた。また、現実的な考え方をし、無駄なことを省こうとする。その為、物語中では藻屑の妄想的な言動、嘘を否定するような考え方や言動をしていた。
しかし、絡んでくる藻屑を邪険にするもなんだかんだと共に行動するうちに、段々と藻屑に引っ張られていき、藻屑が自分よりも不幸なことや、その不幸さが自分のアイデンティティを脅かすのをどこか恐れていたのではないかと気づく。そして自分よりもかわいそうな藻屑を、そう考えるに至った自己への嫌悪を抱きつつ友達と認め、藻屑のことを気遣い、藻屑の味方をするようになる。藻屑が脚と耳に障害を持っていて、父親から虐待を受けているという藻屑が自身に隠し続けた真実を自分の母親から聞き、そして自身や藻屑は大人ではなく、また、どんなになろうと努めたところで今すぐ大人にはなれないということを認識したときに、大人になりたいという願望は途方もなく遠いものに彼女の中でなってしまい、彼女は行き詰った現実から、幸せで、子供に必要な「安心」というものがある場所へ藻屑と一緒にどこかへ逃げようとした。だが結局逃げるための準備をしに家に帰った時に父親によって殺害され、藻屑は山に棄てられてしまう。
そしてその後、実は先生達が児童相談所と藻屑を保護する方向で動いていたことを知ったこと、兄が高等遊民、つまりはひきこもりをやめて自衛官になったことによる家計の改善、彼女自身の成長というような、自分の中の「子供」を藻屑が墓場まで持っていってしまったこと、大人への理解が深まったこと、家計が安定したこと、彼女自身が年齢を重ねたことによりこの承認をめぐる闘争はひとまず終焉を迎えた。
3.海野藻屑の承認をめぐる闘争
彼女は他者との関係においてあらゆる面で「承認」を受けられていなかった。特に、父親による「虐待」、「尊厳の剥奪」、「権利の剥奪」などが起きており、それについては家庭による問題が大きく占めていた。これに対して彼女は父親からその「承認」を受けることを諦め、むしろその父親が自分から奪っていくことを自分への関心があるということとして捉え、自分への愛であると考えた。そして、その不足した「承認」は父親以外の他者に求めることにした。自分を満たしてくれるような本物の友達を作ることで自分とその他者の間にのみ適用される承認体系を築くことで自分を満たそうとした。その為に彼女が用いた、自分に注意をひきつける方法が嘘をつくことであった。彼女は嘘をつき、他者に自分を注目させ、その寄ってきた他者の中から自分を受け入れてくれる本物の友達を見つけようとした。これは彼女にとっては勇気のいる方法だった。その為、物語中彼女は、自信を勇気づけるために何回もミネラルウォーターをぐびぐびと飲む。
しかしそんな嘘にも一人だけ食いつかなかった。山田なぎさである。自分の嘘に惹きつけられないなぎさに彼女は惹かれ、彼女はなぎさに友達になってくれと頼む。だが「実弾主義」のなぎさは本当のことではなく、すぐに消えてしまう「砂糖菓子の弾丸」を周りに撃つ、つまりは嘘ばかりをつく彼女に取り合わない。彼女は諦めずになぎさに絡むようになる。
時が経ち、なぎさが彼女を理解し始めるのと同時に彼女がなぎさを理解し始めたせいか、ただの興味だけでなく本当に自分の友達になってほしいと思うようになっていった。しかし彼女は父親が自分に示した独占する「愛」しか知らなかったので、二人だけの世界を望んだ。その為に自分の知りうる範囲内でなぎさの興味をひこうとするものを取り除こうとした。それが、なぎさの気になっている男子の花名島となぎさを互いによくない印象を持たせる為に、飼育係であるなぎさが世話をしていたウサギを皆殺しにし、犯人を花名島だと言い張るという行動を起こした原因だった。そしてその報復に彼女は花名島に殴られる。しかし彼女はその父親流の愛を示す方法が間違っていると、花名島に自分を殴ったお返しをしたときに気づく。
「…こんな人生ほんとじゃないんだ」
「きっと全部、誰かの嘘なんだ。だから平気。きっと全部、悪い嘘」(本文より)
この発言からも自分の置かれた境遇、自分の中にある違和感に気づき、それでも自分が自分でいられるように自分にまた嘘をついたことがわかる。そして
「だけど、いつか、別の場所に行くよ。ここじゃないところ。ぐぅぐぅいつまでも惰眠を貪れるような場所がいいな。深い海の底。波に揺られて微睡むだけで、十年に一回、卵を生むだけで、後はなにもしない…」
「うん。汚染された海で、いつまでも微睡んで、それだけで…」(本文より)
となぎさに告白し、それに触発されたなぎさと共に逃げる準備をしに自宅に戻ったところで父親に殺害される。
彼女はなぎさと友達になり、苦しみや悲しみを共有し、一緒に逃げようと誓い合い、そして自分の望んだ「承認」を得た。気づかぬうちに彼女の「承認をめぐる闘争」は終わりをつげ、父親からの精神的自立が可能な状態に達していた。しかし本来得るべきであった父親からの承認は得られず、その結果暴走した父親によってその自分の望んだ「承認」は否定されてしまった。永遠に彼女は父親の所有物になってしまったのだ。
4.最後に
どちらのキャラクターも最終的には自分の望む「承認」を得ることが出来たのに二人の結末の間には天と地の差がある。この物語の問題の解決策はとにかく物理的に「大人になること」であった。大人になるまで生き延びること、と言い換えることもできる。大人になれば自分でお金を稼ぎ生活を立てることができる。自分でどこまでも別の場所へ行くことができる。他の共同体へいくらでも移ることができる。
でも彼女らは子供であった。子供は親を選べず、また、自力で問題を解決する能力にも乏しい。その為に彼女は親たちと同じ土俵である大人というものになる必要があったのだ。いくら精神的自立に近づこうとも、人間形成において順調にいっていても、生き続けることができなくては元も子もない。
この物語はこのように二人の少女の承認をめぐる闘争を描く一方、それだけでは解決できない現実を突きつけてくるし、藻屑の死がなければなぎさの承認をめぐる闘争は終わらなかったかもしれないということを念頭に置くと何かと考えさせられる作品であった。
5.参考文献
桜庭一樹 2009年 『砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない A Lollypop or A Bullet』 角川書店
桜庭一樹 2004年 『砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない』 富士見文庫
教育学、「承認からみた人間形成論―ホネットとヘーゲル―」、「ヤニカの事例解釈」の授業プリント、ノート
砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない A Lollypop or A Bullet (角川文庫)
- 作者: 桜庭一樹
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いつもの!
シンゴジラ雑感
シンゴジラ、感情的にはムリという感情しかない。
大変面白かったけど、大変ツラい。
基本的には盛大に日本とゴジラを皮肉りまくった与太話なんだけど、とにかく救われねえな、ってところで。
ラストの尻尾に関しては、あれはゴジラの幼体だと思うが、あれができてきているということは、ゴジラ、体内活動は復帰しているのでは....?
そうなると10年とかそこらの話をしているのが阿呆らしくなってきますなあ。
キャッチコピーに偽りなしでしたが、とにかくか会議が面白すぎて困った。ツラいので会議だけ見たいな。
最初の方は皮肉ともとれる会議の冗長さをテンポのよさでバサバサっとやるのがおもしろおかしい感じだったけど、後半はもうそれじゃないと見てられないんだよな。そこが余計に面白い。前半においては、会議ばかりで結局客観視するとなにもできてない。実際は避難誘導とヘリ飛ばしたくらいなんだが、後半はバシバシ決まっていったぞ。
てか今回のゴジラ、今までの知ってるゴジラというより概念的なゴジラっぽい。想像上存在しうる最悪の存在としてのゴジラっていう感じです。今までは、英雄をたてたり人類の希望としてのオーバーテクノロジーによる撃退、封印、殺害などあったけど、こっちに変なリアリティがあるからそれがムリなんだよな。偽りの平和エンドだった。
その変なリアリティみたいなところが怖すぎて泣いたもん。今年21になるんだが。
自分の住んでるところが破壊されたので、後に続く恐怖を味わう必要がないのが私にとっては救いでした。映画館から出たとき、私自身がゴジラの歩みでしたがな。家に逃げ帰った。
変なリアリティっていうのは、会議とか表明とかああいうところで、「僕らの思う日本」という国みたいなところが表現されていたところです。内実はともかく、イメージはこれですよね。なので錯覚しやすく没入しやすい。だから変に現実とリンクさせてる人もいますけど、これは与太話ですよ。そう思うと、みんながイメージして形成された概念としての日本vs概念としてのゴジラというスーパー概念大戦でもある。与太話だ。
音響のタイミングが憎らしくてしょうがなかった。こんなのゴジラじゃ....って思ったところで、ゴジラ、ゴジラ、ゴジラがやってくる、だもんな。初代ゴジラを予習しておいてよかった。初代ゴジラは英雄(存在しない)vsゴジラ(存在しない)でもあった。
後はとにかく庵野監督、この特撮オタクめ!みたいなところがあったな。
石原さとみについては別にこれでいいのでは?変なリアリティがある、っていうのは、虚構と現実の曖昧さのバランスが極致というところであって、全部がリアリティあるということではないのだが、石原さとみについてはそのバランスみあったな。まあ、顔は外国人ぽくはないが...。
字幕についても「日本的意訳」が効いててわーおという感じだ。ドイツ語も学んでおいてよかった(いまいちよくわからない)
ひとまず一回観た雑感ですけど、何回かみたい気がありますね。また思い出したらなんか書きたい。
追記1#2016/08/08#21;30
作戦内容について書いていなかった。あれは大変興奮した。だって列車車両爆弾だぜ?メカゴジラのときにエヴァみたいな東京の電力を~とかあったけど、アレと同じくらいオオオ!となってしまった。それに高層ビルでゴジラをぶったたくの、本当に天才だと思った。あそこはとんでもない迫力だったな。
ちなみに一回目のヘリのところは初代ゴジラと「日本」への皮肉だと思うのですが、いかがでしょうか。
追記2
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メイキングみたいなのは見ていて面白いですね。こちらも見るとよいと思います。あんなところがCG!?みたいな感じで
Re:0-------------- 18 雑感
前置きとしては、俺はこのアニメが好きです。*1
18話まで、見て、18話の感想を書きます。
18話も前回からの続きでしたね。あらすじとしては...
「初っ端からパックという愛する人の保護者、スバル側が勝手にせよ信頼していた相手に自分の罪を数えられてしまう。
そして自分の笑い声とベテルギウスの笑い声が重なり、パックの「怠惰だね、スバル」でセーブポイントまで戻る。
それからレムを逃避の相手に選び、カララギに一緒に逃げてくれるように頼むが、断られてしまう。説得され、目が覚めたたスバルはすべてうまくいく解決の道を探すことになる。」
みたいな感じでしたね。
原作者様twitter、公式、声優さんtwitterなどを見ていると、やっぱりこの話が一番伝えたい回だったようで、確かに様々な面でとても力の入っっていた回でした。やや、力が入りすぎて、後半の演出がやや過多だったかな、と思うくらいでしたが....。ちょっと光りすぎなんとちゃう?なんかフケ降ってくるし。
でも個人的にはここまでで一番心を抉られた回でした。twitterでいろんな感想が流れてくるので、割とダブってんな~って感じですが、一応書いてみます。
俺はそもそもアウトプットが苦手なので、順を追って、一つ一つ見て感想を書いていくことにします。うまくまとまってはいませんが、許してくださいね。あ、ちなみに原作未読でアニメのみです。*2
罪を数えられた、というのは三つで良かったな、ともまだ思います。これはある意味結論だけなんですよね。そこまでに数え切れないほどの失敗があって、でもこれは言ってくれない。だから、これはやさしさでもあったんですよ。
いままでもアナスタシアさんとかユリウスくんとかがいろいろ教えてくれたりするのもやさしさなんだよね。示唆程度なんだけど。でもそれって、スバルはわからない。今までも言ってくれなきゃわからない、とぼやくシーンがあったし。
強い先入観があると、中々人の言葉は届かないし、些細なことにも気づかないわけです。強い先入観というのは、成功体験です。成功体験は麻薬なわけです。*3失敗体験には目が向かない。そうすると、逆に成功から遠のいてしまうわけですね。成功は成功を呼ばない。
少なくともスバル君はそうでした。3章のループは全部、成功体験に囚われた、自信過剰、傲慢さ、そこからくる自己を省みない、自己しか見ていない怠惰というのが原因で、割と総当たり的な対処法(出たとこ勝負みたいな考えなしとも言えますかね)ばかりしてしまっています。俺たちが観測している3章の最初から、既にそうなっちゃってはいると思います。
そういう意味では、スバル君は何が何だかわからず、ある種のパニック状態でここまできてしまっているので大変気の毒ですね。原因がわからずじまいであった訳ですから。周りのやさしさにも気づかずに。
最初のパックの、要するにお前が全ての原因だ、っていうのはまさにその通りなんですね。スバルは一番聞きたくない言葉だったと思います。
3章では、今まで、スバルは直接エミリアの死を見ることはなかったですが、恐らくすべてのやり直しで彼女は息絶えています。今回は目の前で、しかも間接的ではなく、直接的に彼女を死なせてしまった。これには参ったどころではないでしょうね。
しかし、この言葉は、幾重にも死に戻ってきたスバル君にとっては、一番聞きたい言葉であったかもしれません。お前が全部悪い、ということは、悪いをすべて引き受けられる、ということで、まるっと解決してしまう方法が見つかった訳ですから。一番望んでいた場所に、望んだ方法ではないものの、たどり着いたわけですね。
だけど、これはスバル君が納得のいく方法ではなかったように思えます。これはまた後述。
ベテルギウスに対する死が罰にならない、というのはまんまスバル君にも言えると思います(意味合いは違うが)。その根源も同じと言えるでしょう。恐ろしいほどの偏愛(相手からは受け入れられない)と執着(相手からは求められない)。
また、極めて怠惰でもある(自分は求めるだけ)というところで、はっきりとスバルは認識してしまったみたいです。スバルはベテルギウスと類似、近似、あるいは相当の存在であると。
そこで笑いという悲しい合図(自嘲、自棄、愉悦、自己賛美)のシンクロがこちら側に可視化された、のだと思います。
自分のことをかわいそうに思うって、ナルシズムだよなあって思います。*4
「パック、なのか...」というのはパックがかつてのループ(15話かな?)で「我が娘と共に眠れ」とスバルの首を落としたことを知ってしまったのもある。パックとスバルもそういえば似ているなと。
①自分は状況を打開できる力を持っていない(パックは被契約という管理状態、スバルは無力)
②この世に存在する理由はエミリアだ。
③他者を責め続け、自分は悪くない。
④自分はエミリアの守護者である。
などなど。特に、他者、環境はエミリアの為に存在しており、エミリアが存在しなくなった場合、それについてはどうでもいい、という基本スタンスがあるとことかそうかなと。*5スバル君は自分かわいさがまだあるんですけどね。そこは人間なので。ほんとうにどうしようもないな、君は、っていうのはパックにも言えるからね。怠惰なのも、ね。
それと、スバル君が全ての原因というのは、これとは別に思ったことがありまして。まず、スバルが時間移動をして、スバルの主観で世界が進んでいきますよね。ということは、スバルが時間移動しなきゃ、その移動した先の世界は起こりえなかったわけで、逆にいうと、今回移動しなきゃ世界は滅びなかった、ともとれるわけです。
スバルのやり直し回数は章を重ねるたびに勢いづいてきていますが、その繰り返す怠惰、みたいなのもなんだか責められている気はしました。*6蛇足でしたね。
これでようやく前ループ分を書けました。もう書いてる方は疲れましたぞい。*7
おっさんの面前セーブポイントでやり直して、前ループの狂気を引きずりつつ、レムの手を引いていきなり駆け出すスバル君ですが、これは心の逃げが思わず引きずり出された感じですね。なので、周りの音も全く聞こえず、逃げ続ける。レムの大声で思わず気がつきましたが、ここはレムの口が動いているのに声が聞こえなかったり、スバル君の荒い息遣いしか聞こえなかったりで、ぞっとしますね。
レムに向かって喋っている時のスバル君はこれまで彼が見せてきた全ての英雄的行動(レムがみているスバル君とやらがやったことですね)の要因となったものが詰まっていますね。一旦決めてしまったらすぐそのことで頭がいっぱいに。成功の為には手段は選ばない、とかですね。
また、レムに行程を説明しているときにレムの方を見ていませんね。彼はレムでなくともよかったのです。都合がよければ誰とでも。*8ここまではレムもスバル君を盲信していますね。それで、スバル君は自分の思いをレムにぶつけてしまうわけですね。レムが認識しうる何倍もの時間を彼女にぶつけてしまうわけです。そして、自分がこれまでに選べなかった決断を彼女に迫ります。俺か、俺以外か。これはまとめてすべてを取ろうとしてきた自分が選べなかった選択肢でしたが、非情にも他人にはこれを迫るわけです。いやあ残酷残酷。しかもこれ絶対相手が自分のこと好きってわかっててやってますからね!!!!!ふざけんなよお前!!絶対将来禿げるからなお前!!!*9しかも言い方が、お前の好きな俺の全部をお前にやるから、もう勘弁してくれ、解放してくれ、と他人に自分の結末を放り投げてしまっているんですよね。
俺は、これはしょうがないと思います。*10彼は元引きこもりで、ティーンエイジャー。むしろここまでよくやってきたと思います。自分を甘やかしてくれると思った相手に、親しい相手にはこういう甘え方をしても文句は言われないと思います。*11
でもやっぱり俺と生きてくれってのは本当にどうしようもないよね、俺もお前もね.....。*12レムも最初、この人は「レムの好きなスバル君」ではない...などという驚きの表情をしてから、しょうがない人、みたいな表情だし。逃げの生活、呪いを背負い続ける生活、幸せ、罪悪感、フラッシュバックとか。それをお前も背負えっていうんだからね。いくら荷物を分け合って生きていこうって言っても、分けた荷物は重い。
ここらが一番書きたい話でもあったのです。ここからレムは、「成功した2章ルートのレム」ということを意識させてきます。つまりスバル君が過去にレムを呪いから解放したときに新たにかけ直した呪いの話です。笑って未来の話をしよう、みたいなところですね。*13
実際に未来の話をするんだもんなあ。ずるいよなあ。しかも笑ってするんだもんなあ。忘れてないんだもんなあ。あの時の約束を。*14「レムはスバル君の味方です。」ここら辺の未来予想図の一言一言がスバル君を追い詰めるのです。また「レムの好きなスバル君」というところも厳しいポイントの1つですね。*15レムの好きなスバル君は英雄ですからね。自分を救った。姉と並ぶ道なわけです。自分の理想であり続けろ、と他人に要求するのは呪縛ですね。
諦めるのは簡単、というところもレムとスバル君の体感時間、経験知の差みたいなのが出ていますね。諦めるのが簡単じゃない、っていうところは視聴者の実感にもありますから、ここはスバル君と限りなくシンクロしますね。
それにしても「スバル君には似合わない」ですからね。「スバル君がどんなにつらい思いをしたのか(省略)レムにはわからない」これもまたレムの中でスバルとレムが明確に分かれていることを表現している。俺の見解としては、自分と理想の乖離というか、自分では貴方様のお考えになっていることは到底考え尽きませぬ、みたいなところなのだと思う。自己評価がありえないくらい低い。さらにレムの理想の定義づけ、押しつけは続くわけです。「途中で何かを諦めるなんてできない」この諦めない系は何回も出てきますね。「スバル君は未来を望む時、その未来を笑って話せる人」これは、恐らく一章ではそうではなかったはずです。なので、レムしか知らないスバル君でもあります。なのでスバル君は否定します。勿論そんな高尚な人間ではないと。彼の一面ではあり得たかもしれませんが、全てにおいてそうではなかった。全部拾うってのもそうですね。前述のパックとの類似においてもあげましたが、基本的にはエミリアの為、自分の為に拾い上げているに過ぎない。ここの自分の為、というのは潔癖性もありそうですね。ヒーロー症候群とか。
そして、お前に俺の何がわかるってんだ!!と逆上してしまう。ここのスバル君は、二章のレムに通じるところがある。空っぽな人生との評価。自己との向き合いが二章の時よりも深いとことまでいったんですね。それでここまでの一連の、レムに対してとってしまった感情の暴走ともとれるのは、やっぱり前述した、「自分が不要」という一種の最適解が、彼にとって納得いっていなかったからじゃないでしょうか。もし、彼が短時間のうちにその事実を受け止め、消化し、真に同じようなことを行動に移したのなら、彼はもっとうまくレムを誘い、ある種騙し、カララギに逃げおおせていたでしょう。*16
自己嫌悪を表明するスバル君に対してレムが提示した肯定の言葉とは....*17ここのレムの肯定はとにかく厳しい*18。何故かというと、これは全部レムから見たスバル君なわけです。レムはスバル君に自分の好意を押し付けることで、過去の成功を逆に思い出させることで、スバル君を「レムの英雄」の枠に縛りつけたわけですね。それは真綿の縄のようにゆっくりとしまっていく呪いです。甘い毒でもあります。挫かれた成功を無理やりに立て直させたのです。レムは成功の生きた証人であり、無限の肯定者なのです。*19スバル君はこれから何があっても成功し続けなければなりません。これが彼の呪い、宿命です。自分にも周りにも期待され、彼は何を成し遂げられるのでしょうか。彼の求めるものはなんでしょうか。彼のいきつく先は?もし成功し続けられなかったらどうなってしまうのか。*20
ここのキスはお姫様のキスですね。*21
エミリアのことが好きだ、は仕方ないんだよね。スバルにとってはやっぱりこの世界=「エミリア」だし。*22なので個人的には好きかどうかも怪しいところではあると思っている。そう単純ではないのでは?*23
スカートの裾をもって承諾するところは、「契約」感が凄まじいですね。
最後にレムが泣くところは、やっぱりレムはスバルが居なくなってしまいそうで怖かったのではないか、というところでどうでしょうか。
君を見てる=「エミリア」
君がみてる=今のレム*24
っていう対比もうまいすね..........................。
本当に次の回が楽しみです。*25
もうだいぶ息切れしました。
文章書く人は偉いってめっちゃ思いました。しんどい。*26
こういう文章を書くときは、何回もその対象を見直して、自分の考えをがっちりさせてから書くことが大事というか基本だと思うのですが、残念ながらこの回は、時間がそれほどとれなかったのと、もう心が持たなかったので、10回ほどしか見ることが叶いませんでした。打ってる間は流し続けたのでそれほどかかったというわけです。頭おかしなるで。*27
いつか気力、時間共にあれば、原作をすべて読み、書籍版をすべて読み、アニメをすべて見直して、自分自身に納得を付けたいですね。自分自身が未熟故にアニメを受け止めきれないのがたいへん心苦しく思います。
追記
Re:ゼロから始める異世界生活 短編集 (2) (MF文庫J)
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どうやらこれはマジの救いらしく、気になっているが、まずは先にweb版か....
ねんどろいど Re:ゼロから始める異世界生活 レム ノンスケール ABS&PVC製 塗装済み可動フィギュア
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欲しい.................
*1:オールナイト上映にも行った、グッズも買った、ブルーレイも!でもつらいことばっかだ...買う苦行だよこれ....やめられないところが...成功体験って麻薬だよな........................................
*2:うざいアニオタじゃん!。
*3:麻薬でなくても酒、たばこ、ギャンブル、女、人生、ゲーム、労働、経験などなど。お好きなものをどうぞ。
*4:ちょっと()が多いな
*5:リアが悲しむから。エミリアが悲しむぞ。
*6:死に戻りを知っている人は自分以外いないので気だけですが、読者へのメタな脅しでもありそうですよね。お前の好奇心が殺すのだ、的な。これは深読みというか、変な受け取り方のしすぎでしょうね
*7:息災を祈る
*8:疲れて帰ってきても誰かが家で待っててくれるだけで....と言ってしまう。最初からその誰かをレムとは言わない
*9:将来ってこいつ禿げるまで生きてられんのかよ
*10:怒ったけどね
*11:レムからは即文句というかそれ以上のこと言われましたけどね。嗚呼昴。
*12:俺とスバル。
*13:このときスバル君はそれをも軽んじたけどね。今は笑えないかもしれないとかね
*14:2章最後のあのセリフが、スバル君による気休め、でまかせだとしたら余計につらいのでここではその可能性は潰してます。俺を許せ
*15:厳しいポイントは⑩たまると俺が厳しくて、厳しい星人になり、二次元にお姉ちゃんを求め始める。
*16:ifは光だぞ。目をひんむいて読もう。
*17:黒塗りの高級車欲しいな
*18:厳しすぎてお姉ちゃんが7人必要だった
*19:一番の敵
*20:これは心配しなくても原作者様が用意してくれそう。
*21:カッコイイところ、みせてください
*22:「エミリア」はベースが一周目で、付属として二章、三章のエミリアの存在がある。あくまで自分を救ったエミリアが「エミリア」なのが大きいのでは。これはレムにとってのスバルに似ている。また、スバルは「エミリア」の行動信条をトレースしてる節がある。なので、この世界=「エミリア」としたのだ。
*23:でもエミリアに今ここにいる私のこと見てくれてないとか言われたらすっげー泣いちゃうな。てか余談だけど、17話で、エミリアとスバルの言っている「特別」の意味が違うのに余計こじれていったところは面白かったね~。
*24:踊る君を見ってるう~
*25:何が書きたいのか自分でもわからなくなった
*26:リゼロ公式が狙ってるやつは個人的なツボには外れ気味なのもしんどいぞ。鬼がかってるが代名詞、みたいな風潮とかね。あれはあんまり連呼してほしくないっていうか、大切なんだよ!!!って面倒なオタクしてるからねこっちは。
*27:実際慣れすぎて心を平らにされた。お前夜によく来る道路磨く車みたいだな。心は別に磨かれても擦り減るだけできれいにはならんけどな!!!!俺はあれのモノ前が得意だよ!!!!ありがとう!!!!
2016夏休み二日目
日記を翌日につけるの、割かし覚えてない。
8/4
朝起きて日記をつけることを思い立ち、ぐだぐだ書き、グラブルをやる。カジノさっさと開けや。
まぁそれも長くはやらないで、水分と何かつまんで、サメ映画を見ながらおやつの時間くらいまでレポートをやってた。今日までだったので危うかった。
他には旅行とかライブの諸々をやった。
サメ映画はディノシャークとシャークナイトをみた。
ディノシャークはまあ適度に人が死ぬし、ドラマ性もあったし、みんながサメを殺そうと一丸となっていたのがよかった。サメの殺し方もかっこよかったし。水上ジェットスキーに乗って、サメに突っ込み、それをサメに乗り飛ばしながら手りゅう弾を投げ、大打撃を与えたのち、銛射出でトドメ。音楽と相まって気分爽快すぎる。
シャークナイトの方は、人間ドラマがしょうもない上にほぼ人災で人が死んでいくので、クソではあるんだけど、そうそうこれだよ!とはなったよ。見なくていい。46種類のサメといいつつそんなにいなかったような気がするし。てかいつも一体とかで持て余してたりするのに46も出してんじゃねーぞ!!!!
その後は遅い飯の時間をとり、やる気が糞なくなったので、ためたアニメを見つつkindleunlimitedで漫画を読んでいた。とりあえず奥様が女子高生を読んだ。面白かったのでアニメも見たい。今はゆるゆりを読んでいる。
その後は寝るまで同じように過ごしてしまった。
今日は所用があるので面倒だなあ。
買わなくていい
2016夏休み一日目
多分続かないけど、日記をつけることにしました。
多分くそみたいな夏休みになると思いマス。
なんでかっていうと一日目で早速だらけたからですね!!!
意志が弱い、医師が弱い、yeah(医師が弱いせいで歯痛が治らんぞハゲ)
では8/3の思い出
久しぶりにぐうたら眠れて、よだれを垂らしていた。きたねえ。枕がよだれていたので、ティッシュ―で補填しといた。お前は今日から枕の一部だぞ。10時起き。
朝起きて一番にしたのはtwitter。僕の悪い癖。結構時間を持っていかれる。時間富豪かよ。
その後朝飯を食べながらプリパラを二週分見て号泣する。ガァルマゲドン、優勝!w*1
とにかく歯痛が厳しいので、肩にマッサージ器を当てながらグラブルをやる。やりすぎて肩の骨を痛めたっぽい。グラブルは.....................................................*2
8/5までのレポートがあるので資料集めもした....が、割とすぐに集まった。すぐに集まりすぎてやる気がなくて産業しか進まなかった。今北産業ではない。
うだうだしてたら夕方になったので洗濯物こんで知人宅でスイカをもらい、そのままうだうだして、帰って風呂洗って入って飯食って、チア男子とワルブレを母に見せる。
よく見てくれたなと今でも思う。ワルブレも面白かったらしい。流石我が母。*3
それで、kindleunlimitedがはじまったとのことなのでおくさまが女子高生*4を読んで、意外と王道で面白いな....って思ったり。あやねちゃんすき*5
そして見てなかったアニメを少し消化して、やっぱり歯痛がひどくなってきてしまったので瞑想してたら翌朝になっていた。
そりゃ一日が短いわ。
明日はもっといい日になるね、ハム太郎!!ってラッコのぬいぐるみに言って、歯痛のあまり叩きつけた覚えもあるけど、許してくれよな*6
割とやろうやろうとしてなんもしない典型パターンだったのが地味にこたえるな。前日飲み会だったのも良くないんだよ、そうなんだよ*7
ワルブレオンラインなんですけども、アプリが重すぎてスマホで動かないので、断念しました。前世はトイレットペーパーの芯だったらしい。
なにはともあれ日記*8を書いたし、グラブルやってレポートでもやるかな..........
庶民サンプル一巻を読みました
ちょっと色々あって挫けてたときにこれを読んだのですが、とにかく色々と前向きになりました。こう書くと、宗教みたいでとても怪しいですが、本当によかったのでちょっと感想というか雑感を書きなぐりました。よくよくみるとこのブログのタイトルにすべての雑感とあるので、ある意味正しいブログの使い方だと思います。ちょっと恥ずかしいブログ名だな。『俺がお嬢様学校に「庶民サンプル」として拉致られた件』については言わずもがな、ご理解いただいていると思います。もし知らない方がいらっしゃるならば、バンダイチャンネル、Dアニメストアなどで配信中なので、是非アニメの方を見ていただければ。これが一番早いと思います。でも一迅社文庫のを読んでみたら、これがすごくよかったんだよね、という感想ですのよ今回は。僕もアニメから入ったんですけどね。
文章で読む面白さが特段生かされている気がした。例えば太い文字、下方に舌打ちの擬音、「」外矢印芸(可憐)など。それに表現の面白さ。「殺害したそうな視線」や、文章ではやや分かりにくいツン要素を、公人の心の声で的確にフォローしている。所々視点がシフトするのも効果的で、面白い。
また、お嬢様というある種共通認識でありながら曖昧な定義を、話ごとに読者に認識させようという試みが見られて、非常に分かりやすく、好感触である。
有栖川麗子の風呂場遭遇の後の白亜登場は正直驚いたが、それよりも驚くべきほど自然であった。また、この話を挟むことで公人は本当に麗子の風呂場遭遇の件をそれほど重要ではない(まあいいや、くらい)と捉えていることが確認できて良い。
愛佳の所々のボッチ行動には本当に悲しくなるが、当人が明るい人物なのが本当に救いだ。このキャラクターが心の底から他人を考え、他人の幸福を喜び、他人の不幸に涙する好い人間であることに感謝したい。この人間性が公人を突き動かした真の理由かもと思ったり。
それにしても一巻で最も劇的だったのは有栖川麗子である。正直仲間との決裂、友情の更なる強まり、黒幕の存在、対決、一種の和解....と少年漫画の一番美味しいところをやったので、もうゴミみたいな水溜まりができるくらい涙を流した。というか本当に有栖川麗子たまらなく好きだし早く挿し絵カラーにしてほしい。
白亜に関しては今のところ便利キャラ感が強く、変化を感じることに関しては他キャラよりも薄い印象になりがちだが、彼女の今までの境遇について知ると、こちらにも強い変化、またはその予兆が示されたことに注目すべきだ。
可憐はアニメで見たよりとっっても残念だったので推したくなった。あと平常はあの四人の中で比較的まともなのもすごくかわいい。アニメで感じた太もも刀女感は拭えないけど。
また、有栖川麗子を救うために愛佳が譲った作戦は、みんなの力で出来上がった感があってとても良い。愛佳もきっと嬉しかったに違いない。私はそこにそかはかとない喜びを感じる。
最後に有栖川麗子と愛佳が感情をぶつけ合う場面であるが、もうベタながらも本当に素晴らしい。どのように素晴らしいかというと、一巻で繰り広げられてきた何もかもをすべてひっくり返す感情の殴りあいが素晴らしい。これは彼女達の今までの、公人が転校して物語が始まるまでの、関係をすべてひっくり返す、いわば決闘であり、神聖な戦いである。もうめちゃめちゃ盛り上がりましたよね。お互いがお互いの羨望、嫉妬などもすべて相手にぶつけて....でもお嬢様だからバカと嫌い!とかしか言えないのが本当にいとおしいと思いました。愛佳は死ね!っていってたけど(エピローグでそれは明かされたし納得感。)これもう少年漫画の王道だな。僕は百合とかそういうのではないと思いました。
ここまで書いていて全く伝わらなさそうというのが僕の方に伝わってきたので....はい、よろしければ読んでみてくださいね!コミカライズも面白いよ!一巻で有栖川麗子の乳首が出ていて僕はたまげました。そして一巻に対する感想が有栖川麗子の乳首、というのに固定された。これからも続きを読んでいきたいなあ。感想とかはブログには書かないと思います。文章下手だし。また機会があれば会いましょう~
俺がお嬢様学校に「庶民サンプル」として拉致られた件: 11 (一迅社文庫)
- 作者: 七月隆文
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最終巻出ました
赤×ピンク
東京京・六本木、廃校になった小学校で夜毎繰り広げられる非合法ガールファイト、集う奇妙な客たち、どこか壊れた、でも真摯で純な女の子たち。体の痛みを心の筋肉に変えて、どこよりも高く跳び、誰よりも速い拳を、何もかも粉砕する一撃を―彷徨のはて、都会の異空間に迷い込んだ3人の女性たち、そのサバイバルと成長と、恋を描いた、最も挑発的でロマンティックな青春小説(角川文庫版あらすじ)
この本の最初の方を読んで、もう一回あらすじを読んだ。青春?思ってたのと違うな…僕の知らない青春かな?いや、もともとそんなには青春のこと知らないんだけどさ。で読み終わってあらすじをもう一回読んだら、あーこれはそうだ、青春だ。儚く淡く、そしてどうしようもなく青春だな、と思いました。少女達はいつの間にか体は大人になっているけれど、どうにも所在無げで、心細く、生きている実感に欠けている感じだけど、これを戦いの中で満たそうとする。青春だね。そして、人に愛されるという実感も無く、もがき、苦しみ、そして気がつく。青春だね。自分の気づいていない自分に気づき、苦悩し、答えを得る。青春だね。
この作品は主に少女達にスポットが当てられている。少女達の心の動きは単純だけど複雑。陳腐だけど興味深い。ここはさすが桜庭一樹氏、といったところだ。
砂糖菓子の弾丸は撃ち抜けない、より分厚かったけど、気分は軽めで読めた。後味も爽やかで、なんだか少し得した気分になったのでした。
これはエロイやつ
これが原作
読書感想 砂糖菓子の弾丸は撃ち抜けない
今回は最近読んだ、砂糖菓子の弾丸は撃ち抜けない、について少し。多少内容にも触れるため、読んだことのない方は気を付けてほしい。さて、自分の周りには反桜庭派がいて、なかなか読む気を起こさせてくれなかったがようやく読むことができた。読破後の最初の僕の感想は、「桜庭一樹にまたしてやられた」というものであった。僕は、はたまた彼女の書く本に生きること、生きてきたこと、というものの実感を端的にではあるが突きつけられてしまったのだ。 この作品について知らない方にも、知っている方にもまずは二種類のあらすじを提示したい。
その日、兄とあたしは、必死に山を登っていた。見つけたくない「あるもの」を見つけてしまうために。あたし=中学生の山田なぎさは、子供という境遇に絶望し、一刻も早く社会に出て、お金という“実弾”を手にするべく、自衛官を志望していた。そんななぎさに、都会からの転校生、海野藻屑は何かと絡んでくる。嘘つきで残酷だが、どこか魅力的な藻屑となぎさは序々に親しくなっていく。だが、藻屑は日夜、父からの暴力に曝されており、ある日―。直木賞作家がおくる、切実な痛みに満ちた青春文学。(角川文庫版あらすじ)
大人になんてなりたくなかった。傲慢で、自分勝手な理屈を振りかざして、くだらない言い訳を繰り返す。そして、見え透いた安い論理で子供を丸め込もうとする。でも、早く大人になりたかった。自分はあまりにも弱く、みじめで戦う手段を持たなかった。このままでは、この小さな町で息が詰まって死んでしまうと分かっていた。実弾が、欲しかった。どこにも、行く場所がなく、そしてどこかへ逃げたいと思っていた。そんな13歳の二人の少女が出会った。山田なぎさ―片田舎に暮らし、早く卒業し、社会に出たいと思っているリアリスト。海野藻屑―自分のことを人魚だと言い張る少し不思議な転校生の女の子。二人は言葉を交わして、ともに同じ空気を吸い、思いをはせる。全ては生きるために、生き残っていくために―。これは、そんな二人の小さな小さな物語。渾身の青春暗黒ミステリー。(富士見ミステリー文庫版あらすじ)
これは結論から言わせてもらうと、どちらもあらすじとしては「適切」と言える。しかし、あらすじだけでこの作品を全てわかったと言ってはとても勿体無い作品であることは言わせてもらおう。そしてその根幹をなしているのは、先程書いた「実感」も含む読者の引き込み方にある。
まずそれが最もよくわかるのは、出だしのインパクト。それから読み易さだろう。初めがぼんやりしていると本というのは読みにくいと思っているので、何かと目の覚めるようなものがよい。 出だしは角川文庫版解説の辻原登氏にも触れられているが、とてもショッキングで、また悲しい。読者はこれ以降、常にこの冒頭の出来事が頭の中を彷徨することになる。そしてこの部分が、否が応でも我々を「神の視点」におこうとする。そういった意味では、登場人物の「夏彦」は私たち読者の投影とも言える。また、冒頭から紡がれる嘘はほとんど最後まで続けられるが、彼女の心はいつも嘘をつかなかった思う。 また、この本は口語調、言い切り型で書かれていて会話も多いし、大体200ページと短い。その為、時間がなくとも一日、二日で読めてしまう。お手軽。また、情景描写。えているいるとだとてもったのだだは、人物描写が鮮やかで瑞々しいため、読み手が想像しやすく、受け取りやすい。こういったところが読み易さに繋がっていると思う。ちょっとしたトリックもあるが、それがこの本を読むことの妨げになっていないのもまた良い。 そして、物語は出来事を振り返る形で展開される。少女らはあくまで13歳だったり、17歳だったり、とにかく子供で、無力で、実弾もなく、どうあがいたって本当にどうしようもない無力な存在だということを思い知らされる。しかし、大人だって、大人だからといって実弾をうまくあてられるとは限らない。僕達はみんな子供だったのだから。僕が特に印象に残ったのは、 「だけど保護する方向で動いていたんだ。俺は大人になって、教師になって、スーパーマンになったつもりだったから。山田のことでも、おまえに嫌われてもいいから、高校行けるようになんとかしてやろうと張り切ってたし。海野の家だって何とかするつもりだった。ヒーローは必ず危機に間に合う、そういうふうになってる。だけどちがった。生徒が死ぬなんて」 という部分と 「海野は山田がかわいがってるものが憎いんじゃないかな。それで山田から取り上げたんじゃないかな。そう思う」 |
「藻屑も同じこと言うそう」 「はは。・・・・・・うさぎで終わるかな」 という会話。先生も今だって半分は子供だった。実弾の撃てる子供だった。それが自分のげんじつと重なって、とても胸が締め付けられた。無力さを噛みしめるそんな感じが、とても分かって、つらかった。実感として目の前に叩きつけられたこれが自分を見ているようだったのだ。 後半の会話はについて。結局「海野」は「山田」の大切なものをあらかた奪っていってしまったのだ。貴族で神の兄や初恋の人、それから大切な友達さえも。その、彼女の無邪気な嘘と残酷さと、数奇な運命が故に。解説には天使とあったが、僕は永遠の子供として昇華されたのだと考えている。彼女は子供ならではの無邪気さ、残酷さ、儚さで周りを振り回し、傷つけたりもするが、急に何か切なものを突きつけてくる。鈍ってしまった大人を振り回すのは常に子供だ。彼女が永遠となった後、それは象徴化され、遠い昔の自分と生き続ける。 そこに思い出の花を捧げるものが居なくならない限り。 適当にだらだらと書いてしまい着地点もあいまいになってきたのでとっととまとめてしまうと、ともかく読んでほしい、これに尽きる。この本は視点を変えることで何回も楽しめるし、それぞれの立場でそれぞれが自分の信じたことをやった結果がこれだ、というただそこにある事実がとてつもなく切なくて、物悲しくて、どこか惹かれてしまう、そんな不思議な気分になってしまう自分もどこか心の中で嫌だな、と思ったり、とにかく心が動く、動く、動く。 桜庭一樹さんといえばGOSICKが有名だが、他にもさまざまな本を書いている。少女と男がテーマとして扱われることが多いが、興味のある方は良かったら読んでみてほしい。 ひとまずここで終わりにしたいと思う。また更新があればその時に
砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない A Lollypop or A Bullet (角川文庫)
私が読んだのはこちら
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こちらは挿絵が甘い。
はじめに
初めまして。
ここでは僕が思ったことを軽く書いていきます。
更新はほぼないです。
文章は苦手ですが努力しますので、まぁ気楽に見ていってください。