仮面ライダーディケイドを見た感想
テレビ本編のみ見ました。
結論としては未完、評価不可能！としたいところですが、面白くもあり、難しくもあり、とにかくチャレンジしていたということは伝わってきたので、それについていくつか書きたいです。
まずよかったところ。
これはたくさんあるでしょうが思いつくところのみ。
・平成仮面ライダーにこだわらないクロスオーバー
これはBLACK回が良かったということもありますが、いろんな世界を渡り歩く、ということを考えた時、平成仮面ライダーに限定されない(昭和ライダーや戦隊)というのは重要で革新的であったと思います。
・オリジナルキャスト
キバ、カイザ、ネガティブヘルブラザーズ、エース三人衆、あとはモモタロスなどなどのオリジナルキャストを使っていたこと。*1
これは話への絡み方は別として普通にうれしかったですね。
まず基本的にはシリーズが終わればライダー自体の戦闘シーンが新たに撮影されることもないですし、そもそもオリジナルキャストがそのライダー諸々を演じることもほぼないので、そういった機会があったというだけでまずは嬉しいものです。
・仮面ライダーがその作品の武器等に変形すること
これは面白かったです。
クウガのゴウラムなど連携アタックに幅が出た気がします。
・2話毎の話のまとまり
これは今後のライダーへの影響も考えると良し悪しあるでしょうが、少なくともディケイドではよかったと思います。
ディケイド以後では基本的に2話で1つのストーリーテーマで進みますが、それによる弊害*2はやや見られました。
それは同じ世界観で続いていくライダー故の問題で、毎回世界観が変わるディケイドだとメリハリがついてよかったように思えます。
ただそれはそれで尺が足りないせいか展開が乱雑になった節はありますが…*3
それから、響鬼回はストーリーもそうですが戦闘の時の演出やらなにやらが素晴らしいく、響鬼を見ていないことをすごく後悔しました。
よくなかったところ
これもたくさんありますが、とにかく目立ったところ
・ユウスケの失速
序盤、アギト回と見せ場が多かったユウスケだが、後半明らかに力を発揮していない場面が多く、完全に作り手側が持てあましていたことがわかる。
後半目立ったのって電王回ぐらいでは。
もっと戦闘に参加させたり、ひねくれた態度や肝心なところでひよったりしがちな士をもっと支えるようなしかりつけるような描写を入れたりすると良かったのではないか*4
・ディエンドの描き方
ディエンドの世界や最後の仲間になる辺りの描かれ方は非常に良かったものの、それ以外は全くと言っていい程よくない。
戦い方も他のライダー等を操って叩くのがメインなのか銃メインで戦うのかやや割り振りが甘かったところ、すぐインビジブルで逃げるところ、強化カードがゴミだったところ*5、仲間モードになるのが本当に遅かったところなど残念が連続してヘイトだけ稼いで終わってしまった。
良キャラの片鱗が垣間見えただけに、扱いきれなかったことへの残念感が強すぎる。
・鳴滝
ただのキレ芸ストーカーおじさんで終わった。
邪魔するなら邪魔するでもっと介入すべきだし、全てが中途半端のまごうことなきゴミ。
こいつに尺使うならCMでも流しといたほうがまし。
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本編を半分ほど再構成した小説*6や劇場版もありますが、2010の方はプライム入りしていないので入りしたら見ます。
以下ツイートより
